勝どき・月島地区の中学受験大手塾 どこの塾を選ぶ?

そろそろ中学受験界では、2月からの新年度に向けて新しく通塾開始を考えている方々が動き出す時期です。
公文や学研教室などの基礎学習をしていく塾から、大手進学塾への転塾を検討されている方も多数いらっしゃることでしょう。
何回かに分け、月島・勝どきを中心とした湾岸地区の塾概況と選び方についてご紹介します。
皆さんにとって、大手塾選びの一助になればと思います。

サピックス1強時代の到来

中学受験的には、かつては3大大手塾といわれる日能研・サピックス・四谷大塚(後述しますが、四谷準拠塾も含む)の三つ巴の状況が15年ほど続き、それぞれの塾の長所の棲み分けがある程度成立していましたが、2008年ごろからものすごい勢いで日能研が凋落傾向にあり、四谷大塚もジリ貧傾向でサピックス1強時代に入っています。
ここ2〜3年で四谷準拠塾の一つである早稲田アカデミーが勢いを増し、さらに新興勢力であるグノーブルが破竹の勢いで伸びてきています。
早稲アカとグノーブルがどこまでサピのシェアを崩すかが、今後数年の傾向でしょう。

サピックス1強になった理由は、中学受験カリキュラムの早期化

なぜサピ一強時代になったかということについてはいろいろなご意見があるかと思いますが、私は中学受験の早期化が一番の理由だと考えています。
・4年生は学習習慣をつけることが中心の、あくまで中学受験の準備
・5年生から本格的に中学受験勉強をスタートさせ、
・6年生の夏休み前までに一通りのカリキュラムを終え、
・夏休みからは復習と総合演習
というのがかつての一般的な中学受験の流れでした。日能研は今でもそうです。
親御さん世代で中学受験を経験されている方も、多くがこの流れになっているのではないかと思います。

ある時期から次第に中学受験勉強のスタートが早期化し、熱意ある親御さんが「すでに学習習慣はある程度ついているので、4年生から相応のボリュームのある学習を」と求める傾向が強まったかと思います。
これは中学受験を目指す層と目指さない層の分断化、もっと言えば社会の階層化という別の問題もあるのですが、今回その話題は触れないことにします。

サピックスに四谷大塚は追いつくことができるのか?

4年生からの本格的な受験勉強を求めると、カリキュラムの早期化に早くから取り組んでいるサピックスに一日の長があります。
四谷大塚は2010年にカリキュラムの大幅改訂を行いサピに追随する形になっていますが、私から見ればこれはまだ十分な改訂にはなっておらず、あと2回くらい改訂しないとサピに対抗するのは難しいかと思います。
四谷大塚は多くの準拠塾を抱えているため、ある意味カリキュラムをこれ以上は変えられないという妥協の産物とも考えられます。

四谷準拠塾とは?

ここで四谷準拠塾について簡単に説明すると「四谷大塚のテキストを使用し、四谷大塚のテストを実施する中小塾」です。

もともと四谷はテキストとテストだけを作る教材会社のようなもので、テストを受ける会場としての教室を構えていました。
40年前の中学受験はテキストを買って自宅で勉強し、日曜日にテストを受けにいくというスタイルが主流でした。
しかし自力のみで学習するのは難しいので、四谷大塚のテキストを教える塾というのが出てきたわけです。
そして現在は四谷大塚本体がある程度塾としての機能を強め、「教材を作りつつ塾としても教える」というスタイルになっています。
この話も本題から外れるので割愛しますが、早稲田アカデミーは最大の四谷準拠塾として発展し、その他の(自力でテキストやテストを作るのが難しい)中小塾も四谷準拠塾として一定のシェアを持っています。

かつては四谷準拠塾だった、栄光ゼミナール

栄光ゼミナールもかつては四谷準拠塾の一つでしたが、上に書いた2010年の四谷カリキュラムの改訂に合わせて四谷からは完全に離脱して独自の(過去の四谷と類似した)カリキュラムで進行しています。
中小塾の中には、この栄光ゼミナールカリキュラムに準拠した塾も多く存在しています。
「新演習」というテキストを使用している塾は、栄光準拠塾だと考えていいと思います。
個別指導塾で中学受験勉強を進める場合、新演習を使用しているところが比較的多いようです。

<今回のまとめ>中学受験大手塾のカリキュラムについて

小4から(または、小3から)本格的に中学受験をさせたい=サピックス、グノーブル
本格化するのは小5からにしたい、または小5から通塾させたい=日能研、栄光ゼミナール(または栄光準拠塾)
上記2つの中間を取り、小4もそれなりに勉強させたい=早稲田アカデミー、四谷大塚(または四谷準拠塾)